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文体模写 スレッド 2 ☆401 〜 500☆
401吾輩は名無しである :2001/04/08(日) 04:15
作家本人が書いてたりして・・・

402中沢けい :2001/04/09(月) 22:35
 目を覚ますと、部屋は白っぽい朝の色に染まっていた。いつもと同じベッドの感じが
しなかった。ぼうっと、どうしたのだろうと私は思案した末、壁やテーブルの上に異常を
探したが、昨日、ベッドに潜り込んだ時とちっとも変わらない。狐につままれた気分で、
考えることは嫌な夢の中にころがりそうで、切れ切れになってしまう。妄想と実際のこと
がごたごたに混じり合ったようで、判別がつかなくなっていた。事実、私の頭はこんがら
がったままで、自分が何をしなければならないのかさえ、はっきりと理解できずにいた。
 何の気なしに起き上がろうとして、若い男性グレゴール・ザムザの身体を予測し、自分
の胸を見た私はぽかんとした。顎を引いて覗き込んだ腹は褐色に輝いていた。その輝きは
磨き上げられた馬や金属のではなく、古い大事に手入れされてきた家具に似ていた。褐色
の波が中央を膨らまして遠くに連なっている。私は身動きもせず仕事のことも忘れていた。
その褐色の波の光沢が視線の先で規則正しく動く。そのリズムに合った湿り気をおびたか
さこそという音がかすかにした。私が息を吸ったり、はいたりする度に、なにかと思った
その音はシーツのたてるものだったことに気付いたが、それと知るまで自分がどうなって
いるのかさえ解らなかった。
 頭の中の大混乱のうちで、はっきり目覚めて解ったのは自分が巨大な毒虫になって
しまったという事実だった。

403マルクス『共産党宣言』 :2001/04/22(日) 15:03
一匹の巨大な毒虫がヨーロッパを徘徊している−−グレゴール・
ザムザという毒虫が。
およそ反体制勢力で、体制側から毒虫だと罵られなかったものが
どこにあるだろうか? すなわち、グレゴール・ザムザは、ヨー
ロッパのすべての体制から、すでに一つの毒虫と認められている。
今朝こそ、その固い甲殻の背中、その褐色の弓形の固い節で分け
目を入れられた腹部を公表し、彼らの勝手気ままな毒虫の怪談に
向けて、毒虫自体の宣言を示す絶好の時期である。
この目的のために、あまたの国籍の巨大な毒虫がロンドンに集合
し、次の宣言を起草した。

第1章 ザムザと非ザムザ
今日までのすべての毒虫の歴史は、変身の歴史である。
(中略)
毒虫は、これまでのあらゆる社会秩序を暴力的に転覆してのみ
自己の目的が達成されることを、公然と宣言する。支配階級よ、
恐れおののくがいい。毒虫は、この変身において、鉄鎖の他に
失うべきものを持たない。彼らの得るものは、全世界である。

万国の毒虫、団結せよ!

404【きょうの森総理】 :2001/04/22(日) 19:27
 記者 総理、今朝の腰の具合はいかがですか。
 首相 うるさい。
 記者 総理失礼します、ちょっと背中が固いように見えるんですが。
 首相 歩きながら話はしません。
 記者 総理、お腹が丸くふくらんで・・・
 首相 (質問を遮り)歩きながら話さないことに決めています。
 記者 総理、よろしいでしょうか。
 首相 よろしくない。
 記者 質問します。
 首相 質問は受けません。
 記者 宮内庁が皇太子妃懐妊の兆候を発表しましたが。
 首相 おめでたいことですね。うれしい限りのニュースです。
 記者 総理、お腹が弓形の固い節で分け目をいれられたように・・・
 首相 (質問をさえぎって)歩きながらそんな話できないでしょ。
 記者 褐色の腹部が・・・
 首相 (質問をさえぎって)話しません。
 記者 節目の・・・
 首相 (質問をさえぎって)何にも話さない。
 記者 腹部なんですが・・・
 首相 (小声で)・・・。
 記者 今何と?
 首相 独り言。
 記者 総理、お話よろしいでしょうか。
 首相 だめ。
 記者 総理・・・
 首相 今ちょっとやめて。考え事してる。大事な考え事してる。
       (4月19日午前8時57分ごろ、首相官邸で)

(参照 http://iij.asahi.com/politics/mori/today/index.html

405吾輩は名無しである :2001/04/23(月) 09:22
もりageる

406吾輩は名無しである :2001/04/26(木) 04:13
楽しい!! がんばって!!

407吾輩は名無しである :2001/05/01(火) 01:52
>>404
かなりワラタ!!イイ!!!!!

408吾妻ひな子 :2001/05/02(水) 20:17
……また、わたしが♪ノンキダネ♪ですまそうとしてると思ってんでしょう。いっつもいっつも、わたしだって、そんなことですむとばかり思ってるわけじゃありません。こないだなんか、朝起きたら、手足が強ばってて起き上がれないんですワ。いやもうわたし引っ張りダコなもんですから…ここ何年も休みなく昼夜働いて疲れが出たのでもありません。…わたしまーだまだ若いんですから。…夜ねてるあいだにいい男衆にでも追っ掛けられる夢でも見てそこらじゅう飛んで逃げて節々痛くなってるのかもしれません。ひょっとしたらこないだ読んだお話みたいに♪朝ァ起きたら、ぐれごるざむざはドデカイ毒虫なあてーたと。これで仕事はチャラになる/ハ、ノンキダネ♪てな具合に夢見が悪くって、毒虫に変身してるのかもしれない。ってんで、頭ァあげて腹を見たんですが、胸がじゃまで見えないんですワ。お着物着てるとチョットわからないでしょうが、これで脱いだら出るトコ出てるんですワ。すごいんですってぇのはちょっとばかり時代が違ってますけどネ。マ、どうせソラゴトですけど。♪ハ、ノンキダネ/あること、ないこと、女放談、ようこそ御辛抱(ごしんぼ)いただいて/これで日当できました/ハ、ノンキダネ♪

409中勘助 :2001/05/08(火) 20:53
 次に軽く跳ね出たのは雀だった。茶の帽子を粋に前に傾げてかぶり、黒いほおひげとあごひげ、淡い灰色のシャツに茶のジャケツを羽織った街のいなせな兄さんである。
 「おれはチェッコのプラーグから来た。その朝もほかの朝とどうといって変わったことはなかったんだ。いつもとおりの高みに止まって、空にそちらのこわい兄さんがたあいねえか、下の街になんか面白いことでもありはしねえか と眺めていたのさ」
 雀はちらと猛禽の席に目をやって頚をすくめた。
 「そのいつもの高みってのがシャルロット街って筋のアパルトマンのとある窓枠だったんだが部屋の中がどうもいつもと違った。いつもならグレゴール・ザムザって若え男が寝ているはずだ。だがね、その朝はどうしたわけか、その男のかわりにでっかいこげ茶の毒虫が仰向けに寝てる! いやこんなでかい虫はついぞ見たことなかったから、おれはまじまじ見たね」
 雀は黒い目をつぶって間を置いた。
 「そのあとも、そんな虫は見たことがない。おおよそ人と同じ大きさなのさ。艶のある膨れた腹に横にたくさんの節が入っていて、その両側にたくさん脚がもぞもぞしてるとこなんざ、よく地べたでおれらに食われるのを待ってるやつらとそっくりさ」

410ギュンター・グラス :2001/05/14(月) 12:55
 ……そしてある朝、グレゴールがすでに服地の外交販売員として働くようになってからだが、かれは自分のベッドの上で寝ていた。かれは郊外への出張のため始発列車に乗らなければならなかったのに、起床することができなかった。なにやらはっきりしない悪夢からなかなか目覚めなかったからだ。ごく自然に目覚めたときにはもう遅刻していた。一頭の巨大な毒虫がかれのベッドに仰向けに横たわっていた、そのほかにはだれもいない。その毒虫の胴体の中央からフットボード側は毛布で覆われていた。その毒虫はかれの変身した姿で、つやのある褐色をしていた。グレゴール・ザムザは仰向けで目覚めたことに奇妙な感をいだいた。時計の針は前進していた。時間はもう始発の出る時刻になっていた。かれはひどく焦ってしまって、起き上がろうとした。彼は力んだが、それを果たせなかった。シーツの上で丸く硬い背中を下にしてぐらぐらするだけだった。かれの目にはヘッドボードと天井が上下を繰り返すだけだった。いまだにそのベッドの上では巨大な毒虫が仰向けのまま腰を曲げたり、いらいらと脚を動かしたりしていた。かれは頭をもたげた。甲殻の胸を何本もの横線が膨れた曲線を描いて横切っていたが、その毒虫の身体の認識程度では遅刻に対する焦燥感を追い出すことはできなかった。

411吾輩は名無しである :2001/05/14(月) 14:27
すげーね、ここ。

412吾輩は名無しである :2001/05/18(金) 16:50
age

413吾輩は名無しである :2001/05/19(土) 01:56
中学の時読んだ、色んな文体で雪国やってるの思い出した。あげ。

414鳥肌実 :2001/05/19(土) 02:47
グレゴール・ザムザ 42歳 毒虫です
褐色のファッションリーダーです
朝日の中で銅像です
触覚は私の性感帯です
ギチギチ音を立てました
裸には自信があります
失敬だな!君!毒でもくらいたまえ!
樹木に向かって敬礼!!

415吾輩は名無しである :2001/05/19(土) 06:04
>>414
ぎゃははははははは

416吾輩は名無しである :2001/05/21(月) 00:03
>>413
「吉里吉里人」井上ひさし

417吾輩は名無しである :2001/05/21(月) 12:54
>>416

和田誠の方だろ。

418司馬遼太郎 :2001/05/21(月) 15:36
グレゴール・ザムザという男がいる。
かれの人生の変化は、不安な夢からめざめたある朝、自分が大きな毒虫に変
わっているのに気づいたときにはじまる。
異形、といっていい。
かれの背中は固い甲殻と化し、腹部には、弓形で固い褐色の節による分け目
が刻み込まれていた。みずからの運命におどろきつつも、
「不安な夢」
という、一種玄妙なことばでもって、自らの生き方が激変する予兆があった
ことをいいあらわしているところに、このザムザという男のおもしろみがある。
「毒虫」
とはなにか。
その前に、そもそも人間にとって毒とはなんであるかをかんがえなければ、
かれの運命を理解することはできないであろう。
ここで、
「毒」
というものの歴史的な意味について、すこし触れたい。
健康やからだに害を与える化学物質、と定義すればそれまでであるが、古今
東西の歴史の中で、毒が重要な役割を果たした例はかぞえ切れないほどある。
「悪法も法である」
というソクラテスの有名な言葉は、かれが呷った毒杯の存在とともに人々の
記憶にのこっている。
慶応二年、大の長州ぎらいであり、保守派でもあった孝明帝が崩御した時、
岩倉具視には
「かれが孝明帝を毒殺し奉ったのではないか」
という疑いがのちのちまで向けられた。むろん噂の域を出るものではないが、
もし毒殺が真実であったとすれば、日本の歴史の中でこれほど大きな意味をもっ
た毒はなかったであろう。孝明帝の崩御により、歴史は倒幕へと向かって大きく
転回することになったからである。
さらに、
「毒」
についての余談をつづける。
新選組の成立については、
「毒をもって毒を制す」
と江戸城殿中でささやかれていた。文久二年の暮から同三年の初夏頃にかけて、
京では天誅と称する暗殺が流行し、佐幕家とみなされた多くの連中が浪士たちの
襲撃を受けた。そうした過激浪士たちを幕府は、新選組という、非常警察権を持
つ超法規的組織によって制圧しようとかんがえたのである。倒幕派、佐幕派のい
ずれにとっても毒は、単なるテロルの手段を越え、政治を動かす上での重要な道
具として機能していたのである。
つまり、歴史を変えるにせよ、その変化に抵抗するにせよ、毒は
「触媒」
としての役割をもつといっていい。

はなしが、それた。
ザムザという男についてである。
要するに、
「毒虫」
とは、こうした一種の触媒たる毒をふくんだ虫ということであり、この時ザムザ
は歴史を変える触媒として運命づけられたともいえる。ザムザの運命をただ
「非条理」
とだけみることは、毒というものがもつ革命的な本質を無視した見方であるとい
わざるをえない。
だがむろん、かれはこの朝、そうした自分の歴史的意義に気づくはずもない。
この時にはまだ、たれにもわからなかったであろう。
ザムザはただ、
「やっかいなことになった」
とおもっただけのことである。


419吾輩は名無しである :2001/05/22(火) 01:17
>>418
圧巻。すっげー!あげてもいい?

420吾輩は名無しである :2001/05/22(火) 03:45
>>418
うまいね。
めちゃくちゃうまいね。

421コナン・ドイル :2001/05/22(火) 12:14
その朝ホームズは、捜査すべき事件を何も持っていなかった。またコカインという悪習に手を染め
そうなホームズを見て、私は不安にかられた。彼の頭脳は退屈に耐えられないようにできているのだ。
ホームズの興味を引こうとして、私は街を歩いている妙な足取りの男に目を向けて言った。
「あの男は一体どこに行くつもりだろう?」
もの憂げな様子でバイオリンをかき鳴らしていたホームズは、窓の外にちらっと目を走らせて言った。
「君が言っているのは、あの毒虫になった男のことかい」
「毒虫だって? 驚いたな。どうしてそんなことがわかるんだい?」
「あの男の背中を見てみたまえ。固い甲殻になっているじゃないか、ワトスン。おまけにあの腹は
どうだい。弓形の固い節で分け目が入っているぜ。しかも色は褐色ときた! あれを便所コオロギだ
と思う奴はスコットランド・ヤードにもいやしないだろう」
ホームズはバイオリンを置くと、愛用のパイプに火を付けながら言った。
「まだ君に話したことはなかったが、ロンドンにいるすべての毒虫の生育状況を把握することはぼくの
ライフワークでもあるんだ。『ロンドンにおける毒虫の分布と犯罪発生数の関連について』というぼく
の論文を読めば、犯罪捜査に毒虫の知識がいかに有益であるかがわかるはずだ」
窓の外の男はひどくゆっくりした歩調で歩いていた。危く馬車に轢かれそうになった彼を見ながら私は
言った。
「だが、どうして毒虫だとわかるんだい? ただのダンゴ虫かもしれないじゃないか」
「君はあの男を『見て』はいるかもしれないが、それだけだ。君は『観察』していないのだよ、ワトスン。
あの男の尻をよく観察すれば、ぼくの言うことが正しいとわかるはずだ。尻から緑色の液体をたれ流す
ダンゴ虫なんて見たことがあるかい? ハドソン夫人のベーコンエッグでも食べて、いさぎよく自分の負け
を認めたまえ」


422横光利一 :2001/05/22(火) 14:55
毒虫に変わったはじめのうちは、こんな妙なこともあるのかと不思議に思った。しかしそんなことを気にして毒虫の姿を憎く思ってみたところで、元に戻るすべもわからず、そもそも毒虫になった原因がわからぬのだから仕様が無い。こうなればひとつ毒虫の気持ちも味わってやろうとまで思うのだが、毒虫らしく這ってみたところで自分が毒虫、毒虫が自分ともなれば自分の頃との違いも良くわからず、仕舞いにははじめから毒虫だったのではないかという考えも浮かんでくるのだ。



423グレゴール・サムザの一日 :2001/05/22(火) 19:16
午前6時、いつものように目覚し時計が鳴った。ベット傍の
サイドテーブルに置いてあるものだ。その切れ切れの時計の
音は、朦朧とした脳裏に弱々しく響いた。が、それもすぐに
静まった。寒かった。グレゴール・サムザは起きださなかった。
いつだって彼は目覚し時計の鳴り終わりとともに起きた。が、
きょうは起きなかった。なんとなく体がだるく、四肢の節々
が疼いた。彼はバタ、バタと全身を動かした。バタ、バタ…
寝台がブルブルと揺れ動いた。サムザは目を覚ますと思わず驚
きの声をあげた。

424(1912)トレンジャー :2001/05/24(木) 17:20
   毒虫グレゴール・ザムザ

変な夢から目をさました朝、巨大な毒虫に
変身していた元は服地のセールスマン
[特徴]丸い背中はかたい茶色の甲らになっ
ていて、ふくれた腹にたくさんの節をもつ。
からだの両側のたくさんのあしではいまわる。
あしの近くからべたべたする汁を出してかべ
や天井を歩くのもへっちゃら。けがをしても、
次の朝にはなおってしまうぞ。
[弱点]背中にリンゴを打ちこまれること。

         (C) 弥七プロダクション

425名無しさん@そうだ選挙にいこう :2001/05/24(木) 21:41
安部公房風希望

426吾輩は名無しである :2001/05/25(金) 14:34
421称えあげ

427車田正美 :2001/05/27(日) 01:42
「な、なにぃ?!これは…これは幻覚か?!
 この毒虫から感じるのはまぎれもなくザムザの小宇宙
 い、いったい奴の身に何があったというのだ…」
――ザシャァァ!!
「フッ、何を驚いている」
「ザムザ!本当にザムザなのか?!」
「そうならどうだというのだ。オレはもう昨日までのオレとは違う
 もうお前等とは違うのだ!」
「う、奴の小宇宙が巨大化してゆく…なんて攻撃的な小宇宙なんだ!」
「いくぞ!!」
「待て!オレは戦いに来たのではない!」
「問答無用!!くらえ!ポイズン インフェルノ!!」
「うわあぁぁーっ!」
「フッ、笑止な」

428吾輩は名無しである :2001/05/27(日) 01:46
ぎゃふん、次号予告入れ忘れた……
宇津田

429東海林さだお :2001/05/27(日) 23:30
ある朝、グレゴール・ザムザさん(チェコスロバキア在住、独身、服地販売員)は、
不安な夢から目を覚ました。
起きてみると、なんとなく背中がムズムズする。
背中が、固い甲殻になっていたのだ。
そう、ザムザさん(チェコスロバキア在住、独身、服地販売員)は、毒虫になってしまった
のである。
「そんなバカなことがあってたまるか」
と言う人がいるかもしれない。
「人間のDNAが突然変異を起こして毒虫に変化するなんてことが起こりうると、科学的・
生物学的に実証できるのか。エ? どうなんだ。きりきり説明しろッ」
と言う人もいるかもしれない。
いいのッ。
そうでないと話が先に進まないのッ。
「毒虫といっても、トビズムカデからフトゲツツガムシ、マダラサソリからセアカゴケグモ
までいるではないか。一体いかなる毒虫を指しているのか」
とムズカシイことを言う人がいるかもしれない。
どうでもいいのッ。ただの虫じゃなくて毒を持ってる毒虫なのッ。
毒虫も 毒がなければ ただの虫
という名句がある。(ぼくがつくったんだけどね)
ザムザさんは、ベッドの上で頭を持ち上げてみた。
腹筋が痛い。
痛みをこらえて頭を持ち上げてみると、自分の腹が見えた。
ただの腹ではない。
丸くふくらんでいる。のみならず、色は褐色で、弓形の固い節で分け目が入っている。
「なんだなんだ一体どうしたんだコレは」
ザムザさんはうろたえた。
と、ここまで読んで
「ケッ、くだらねー」
と思った人は、あっちに行って田口ランディでも読んでなさい。



430吾輩は名無しである :2001/05/29(火) 01:09
>>429
ランディあげ

431宇野 鴻一郎 :2001/05/29(火) 23:04
あたしとってもいけないことしちゃったんです。
あたし朝起きたら毒虫になっちゃってたんです。

432吾輩は名無しである :2001/05/30(水) 03:09
>>431 宇能鴻一郎は1で既出だよー

名前欄をほぼそのままコピペの目次でよければあるけど、いる?
2の分だけだけど

433吾輩は名無しである :2001/05/30(水) 04:47
http://mentai.2ch.net/book/kako/963/963421916.html
初代スレ。重いよ。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/6042/mimizunserver.html
過去ログ検索はここから↑


434431 :2001/05/30(水) 22:09
既出だったのか....
鬱だ。将来に対する漠然たる不安で逝きます....。

435吾輩は名無しである :2001/05/30(水) 22:59
>>427
なつかしい。その昔読んでた。押さえてますねー車田単語…
文学板だからスレするの迷ったよ…

436リーガ・エスパニョーラ :2001/05/31(木) 14:46
倉敷『フランク・デブール グァルディオーラ グレゴール・ザムザ リバウド』
倉敷『そういえばグレゴール・ザムザの心温まるエピソードが地元紙に載っていたのですが、ある朝、彼が目を覚ますと、ベッドの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついたそうです』
金子『ほう』
倉敷『固い甲殻の背中を下にして、仰向けになっていて、ちょっとばかり頭をもたげると、まるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い節で分け目をいれられた腹部が見えた。といことなんですが』
金子『それのどこが心温まるエピソードなんでしょう』
倉敷『いやなんとなく、フィリップ・K・ディックみたいじゃないですか。世界の真中で愛を叫んだ毒虫、というような感じで』
金子『またヲタクなことを』
倉敷『アタッキングエリアに入ってきました。シンプルなクロスです』
倉敷『コクー ゼンデン オノプコー ファールです』
倉敷『オノプコにタルヘッタアマリージャ 今期8枚目』
金子『なにげに後ろから行きましたね』
倉敷『グァルディオーラ早いリスタートです』
倉敷『ザムザ グレゴール・ザムザ ザムザ シュート撃ちます』
金子『うぃ〜』
倉敷『ゲットォ〜』
倉敷『ザムザ羽ばたいています。毒虫というよりは怪鳥のようですねぇ』


437孔子 :2001/06/06(水) 00:04
子曰く、毒虫となりて、甲殻・粘液を恥づる者は、未だ与に議するに足らざるなり。


438吾輩は名無しである :2001/06/06(水) 00:11
みんな(゚д゚)ウマー!


439吾輩は名無しである :2001/06/20(水) 22:34
436、かなりスバラシ。
所属チームがスパルタプラハならなおよし(ナンチテ

440白土三平 :2001/06/21(木) 00:27
アッ!
ムムッ!!
手が。ムッ!足もか…。
おいらは一体…。
いかん まさか…。
ウーム…。

フフフ…。
ハハハハハハ!

ここで、何故カムイが突然笑い出したかは定かで無い。
非人ゆえに、差別から抜けだそうと試み、忍となったカムイ。
突然毒虫になってしまったに対して、更なる絶望に浸っているのだろうか。
また、現在のカムイの心理状態からいっても、どうでもよいという、虚脱状態にあったのかもしれない。
カムイは、果たして元の姿に戻れるのであろうか。
そしてこれは、赤目の術なのであろうか。
ナナと弥助はカムイをどうするのであろうか。
それは巻を追って明らかになるだろう。
そのためにも次回からはまたあの白オオカミにスポットを当てねばなるまい。

赤目プロ(次巻「天狼の巻」ではカムイは登場しません)

441毒虫変身者に掲示板リスト1200件メルアド100万件提供です :2001/06/21(木) 23:34
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これは文体模写です 大量リストより書き込んでいますので 読んでしまった方 誠に申し訳ございません
よく削除要求をされる方がいますが 故意に複数書き込んでいる訳ではないで著作権侵害とは普通言いません
よろしくご理解ください
この文章が面白くないという方 私のHPでじっくり話しましょう
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グレゴール・ザムザは 毒虫であり
毒虫から なんら金銭的なやり取りは発生いたしません

そのため 褐色で弓形の固い節で腹を割った 極めて正確な情報交換を可能としています

そのなかで 有望な毒虫情報があれば
この中から募集を募り スタートしましょう というものです
どんな毒虫でも仲間は必要です ならば先に集めてから始めましょう
変身前に仲間内で率直な反応を知ることができ 毒虫の中の成功者の意見も直に聞くことが出来ます

これは全員が同じ毒虫に強制変身を強いられるものではありません
あくまで個人の自由です

毎月固い甲殻の背中を下にしたい人や 仰向けでちょっとばかり頭をもたげたい人
さまざまです 変身するきっかけに今回リストを用意してみました

来るもの拒まず去るもの追わず 泣かぬなら一緒に泣こうかグレゴール ぐらいのグループです
一度変身していただければ 以後なんらかのお力になれるかもしれません

2chの文体模写っておかしな文体模写多くないですか?でも不安な夢はあります
やるならもっと健全な文体模写がしたいからグループを作ろうと思いました
グループは私とあなたを文化庁からきっと守ります だから安心して一緒に俺達と探さないか!!

メールアカウント削除は覚悟の上です お好きになさいな この内容が著作権侵害だという人を私は軽蔑します

442名無子 :2001/06/22(金) 00:59
おいおい、こんなところで才能を浪費するなよ。

443吾輩は名無しである :2001/06/22(金) 01:00
しょせんまね

444吾輩は名無しである :2001/06/22(金) 23:38
全然関係ないんですけど、村上春樹の文体で誰か、コーヒーの代わりにカップメンを
清潔そうに喰う男を書いてくれませんか?

445吾輩は名無しである :2001/07/01(日) 04:14
とりあえずage。
書いてみたいけど、登場してないやつ探すの大変そう。

446吾輩は名無しである :2001/07/05(木) 23:18
age

447吾輩は名無しである :2001/07/06(金) 02:34
>>444
書いたけど、このスレはザムザ専用だからね…
どこにウプしたらいい?

448アイザック・アシモフ@アザゼル(訳:小梨直) :2001/07/07(土) 06:03
ある晩、友人のジョージがため息をつきながら言った。
「あんたはあの毒虫に似てるよ。あのグレゴール・ザムザに」
「なんだい、それは。またアザゼルの話かい?」
アザゼルというのは身長2センチの悪魔だか宇宙人だかで、ジョージはしょっちゅう
彼のことを話したがるくせに、こちらから尋ねると決まって口を閉ざしてしまう。
そのときも体を強ばらせて、「アザゼルの話はしたくない。誰に聞いたんです?」
「いや、いつも君が話してくれるじゃないか」わたしの返事を無視してジョージは語り始めた―

グレゴール・ザムザと知り合ったのはチェコスロバギアでした(以下ジョージの話)。
彼はプラハに住む青年でね、わたしみたいな社会的信用を得ている人間が集まるクラブにたまたま来ていたんですよ。
あんたみたいな人間が入れるようところじゃないですよ、そのクラブは伝統もあるんだから。三流の作家はお断りです。
わたしの人間ができているからだと思いますがね、彼はわたしをまるで父親のように慕っていたのですよ。
彼と出会ってしばらくたったある日のことです。
いつものように彼の家を訪ねていくと、なかなかでてこないじゃないですか。
これはおかしい、と思いましたね。彼はあんたなんかと違って居留守をするようなケチな人間じゃなですから。
心配になって彼の部屋を訪ねてみて驚きましたよ。毒虫になってたんです。分かますか、毒虫ですよ。
あんたみたいな金のことしか頭にない惨めな人間に信じられるかどうかはわかりませんがね。
そう、毒虫になってベッドに横たわっていたんです。そうなったらあいつの出番です。
その晩、わたしはいつも儀式をとりおこなってアザゼルを呼び出しました。
呼び出されたアザゼルはいつものように不機嫌でした。どうも厳かな宗教儀式に参列中だったらしい。
その大事な式の途中で呼び出されて、面子が丸つぶれだって言うんです。そんなの知ったこっちゃないですよ。
なにしろザムザが毒虫になってしまったんですからね。

「それでいつものように解決できそうでうまい具合にはいかなかったんだろ?」
わたしは話にうんざりしていたのでそうたずねた。
するとジョージはウェイターが運んできた勘定書をわたしの方に押しやりこう答えた。
「つまりあんたもその毒虫みたいだ、って言ってるんですよ。何もできやしない虫と同じだ」
「じゃあ、ここはわたしが払おう」わたしは勘定書を手に取って立ち上がった。
「そう、あんたにできるのはそのくらいのことだ」とジョージは言った。


おそまつさまでした

449笙野頼子ふうに(あったらすみません) :2001/07/09(月) 01:05
あっ私、虫に変わってるっ、って叫んだ途端に窓の外からそやそやお前は虫になった<BR>
んや、部屋から一歩も出ずにワープロの中の虫と格闘しているうちについに私も虫に<BR>
なってしまったのだ。とはいえ虫になっても私の日常には何の支障もない。虫になっ<BR>
てもキーは打てるし複眼になったお陰で実は一層、蛹化した文字を一つずつ検証して<BR>
いくのに都合が良かったりするのだがそういうときに限って大家が私の様子を見に来<BR>
たり「城」の連中がファクシミリを延々と送り続けてきたりして、私の虫化を阻止し<BR>
ようとするのだ。
 ――八本木さあああん、八本木さああん。虫なんぞになっている場合ですかっ。

450あちゃ :2001/07/09(月) 01:06
<BR>は余計でした・・・

451吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 01:15
久々の新作続きだね。
もう一回リクエストとこれからの傾向と対策やればいいのに。
まだまだあると思うがなあ。流石にもう少ないだろうけど・・。

452赤坂真理 :2001/07/09(月) 01:29
 朝、最初に起きたときは自分が虫になったとはわからなかった。あたし虫?あたし虫?何度か繰り返してようやくあたしは本当に虫になったことに気づいた。腹筋のひとつひとつが褐色に染まり彼と一体になったその感触と共にあたしは虫になった自分を受け入れていた。

453吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 01:32
阿部和重、多和田葉子がないぞ。

454清水博子 :2001/07/09(月) 01:37
 小説家が虫になったその話はS区S町が舞台だったが、自分が虫になるまではわたしはそのことについて考えてみることもなかったのに、いざなってみて、どうも虫になったようで外に出るのも億劫なのに、配偶者がもうすぐ帰ってくるので虫になったままでは困るんです、と云うと、由子は、そんないかにも小説の中でしか起こらない出来事を現実に繰り返しているなんてあまりにもありがちで恥ずかしいことだと云わんばかりの目をしてわたしを見ているように思えてくるのだった。

455449,454 :2001/07/09(月) 01:38
 校正がちと足りなくて文がねじれている、スマン。
 J文学(苦笑)ならなんとかやれるかと。

456難しいな :2001/07/09(月) 01:44
手元に「インディヴィジュアルプロジェクション」と「かかとをなくして」しかない(ぉ

457453 :2001/07/09(月) 02:38
>>456
充分じゃあないですか。まったく問題なし。

458何度もでたけど、あえて宮沢章夫で :2001/07/09(月) 04:59
 朝、目を覚ますと自分が虫になっていることに気がついた。
これは、ちょっとすごいですよ。なにしろ「虫」である。
「虫」っていうのもいかがなものか。
しかし、そんなこと言ってみても手遅れだ。実際になっているんですから。
なぜこうなってしまったのか、ということは自分でもよくわからない。
しかし、なぜ、よりによって「虫」なのか。もっと他のものでもよかったじゃないか。

「朝、目を覚ますと自分が女になっていることに気がついた」

 これならまだなんとなくわかる。いや、わからないがきっと可能性はあるはずだ。
性転換とか、心だけ女になったとか、色々あるでしょう。

「朝、目を覚ますと自分がグアテマラ人になっていることに気がついた」

 これもありうることだ。自分の知らない間に国籍をグアテマラに変えられていればいいのだ。
変えられていればいい、というのもおかしな話だが、可能性としてはあるだろう。
 なら、これはどうだ。

「朝、目を覚ますと自分が空になっていることに気がついた」

 どうだ、ってこともないが、なんだか哲学的な空気を漂わせているじゃないですか。
虫なんかよりはるかに高尚な感じがする。どうせ変身するのなら空あたりがよかった。

 それにしても虫である。しかもどうやら甲虫らしい。節まである。
いったい、どうしてしまったというのだ。
もしかしたら、下北沢にたむろする若者の怨念が原因かもしれない。
そうか、そうに違いない。よし、原因はわかった。
でも、だからなんなんだ。

459吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 11:32
筑紫哲也、久米宏、木村太郎でやって

460久米 :2001/07/10(火) 12:36
えー次は…僕だったら諦めるかなぁ、特集です。

461木村 :2001/07/10(火) 12:42
問題はどうして虫になったかっていうことではなくて、
虫になった今どうしていくかっていうことが問題なんですね。

462453 :2001/07/10(火) 13:38
重要なことに気がついた。
ベケットがないぞ!

463吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 14:06
プラトン
ゲーテ
井上靖
高村薫
考えるヒット
家栽の人
ナニワ金融道
なんかもまだないですよね?

464狐狸庵 :2001/07/10(火) 16:28
毒虫だよ、毒虫。
家族が、いやーな顔をするよ。
北に電話してみた。
「なんや知らん、毒虫に化けてもうた」
「ボクなんか、只今、発狂中でちゅ」
阿川は例によって、
「だからどうした!結論を言え!」
冗談だと思っているらしい。
吉行にも知らせると、
「うむ。それは、かなり、鬱だな」
さすがに病気との付合いが長い人間は違う。

465義経 :2001/07/10(火) 17:03
源義経乍レ恐申上。
意趣者、宿運極所歟、
将又先世之業因所レ感歟、
我身成2毒虫1而不レ能レ述素意、
永不レ奉レ拝2恩顔1。
不レ尽2書紙1、併令2省略1訖。
恐惶謹言。

466吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 22:10
>>456
おみごと

467岡崎京子 :2001/07/10(火) 23:33
 ねー あの子って虫になるって知ってた?

 知ってる、知ってる。

 でもそんなふうには見えなかったな。

 んー。

 だけどあたしは知っている。
 この世には、どんな美しいこともどんな酷いことも、
 起こりうるのだということを。

 その晩、虫になったザムザくんは踏まれて殺された。

468456=467 :2001/07/10(火) 23:35
 思い入れのある作家でないと難しい・・・
 また出てきたらやります。

469ゴダールふう :2001/07/10(火) 23:41
 「虫など、どこにも居はしない」


  「虫」

        「虫」/シーツの上の「点」

 現在=ここにいるということ

 移動していくこと=虫に「なる」

「虫になれ!」
「どうして?」

 男、ホテルの部屋の一室でベッドの上に腰掛けたまま
 こめかみに銃口をあてて引き金を引く


 床の上に横たわる虫けらのごとく虫は死んでいる
fin

470「風の歌を聴け」ふうに :2001/07/10(火) 23:51
 「虫なんてみんなくそくらえだ」
 鼠は煙草の吸い殻を足で踏み消しながらそう言った。
 「だけど僕もそうなんだな。それはもう決まったことだし」
 土手からは海に日が沈むのが見えた。
 「何故決まっている?」
 「見ろよこの手を」
 しかし僕には彼が虫になりたがっていることしか分からなかった。
 「わからないな」
  僕は首を振った。

471ローリングストーンズの訳詞ふうに :2001/07/10(火) 23:54
虫になれ!

虫になれ!

虫になれ!

悪魔に魂を売り、虫になる。虫になり液をぶちまける。

472ボブディランの訳詞ふうに :2001/07/10(火) 23:57
 ある日俺は虫になっていた。
 セントジョーンズの丘の上から
 見張り塔からずっと俺は虫になる機会を窺っていた。
 どんな気がする? どんな気がする。
 昔あんたは誇らしげに振る舞っていたね。
 それが今じゃ虫けら同然だ。
 あたかも転がる虫のように
 虫けらのように扱われ、
 まさにお前はいま虫そのものだ。
 帰る場所もなく、誰もお前のことなど
 知らない。
 部屋のドアが閉まるその前に
 早く外へ出ていくがいいさ。
 外ではコヨーテが鳴いている。
 ハイウェイ66では
 風はただ強く吹いているだけ。
 

473吾輩は名無しである :2001/07/11(水) 00:25
ボブディラン好き

474長嶋茂雄 :2001/07/11(水) 23:07
んーどうでしょう、いわゆる一つの不安なドリームですか。
夢から覚めた時グレゴール・ザムザは、ベンチの中で非常にビッグで、グレートな毒虫に
変身してしまっていたわけです。毒という字は英語でポイズンでしたか?
ここはやはり代打を出そうと思ったんですが、まあザムザの背中的には非常に固い甲殻なので、
彼に打たせました。
ザムザは打席で仰向けになっていたんですが、いわゆるヘッドをもたげてみると、ブラウン色の、
弓形の固い節で分け目を入れられた腹部が目に入ったわけです。そこで思い切って
ガーンと打たせました。
んーどうでしょうねえ、毒虫にとらわれるのではなく、あえて打っていく。
守備の時も、やはり一歩でも前に出てキャッチする。そこがいわゆる変身のポイントであり、
ジャイアンツのベースボールの魅力だと言っても過言ではないわけです。
まあ幸い一茂も、バラエティーの方で頑張ると言ってますからね。

475吾輩は名無しである :2001/07/11(水) 23:20
>>474
ワラタ

>毒という字は英語でポイズン

いかな長嶋でもこれは言うまい…あ、言うかもしれん(滝汗

476プラトン :2001/07/15(日) 01:26
ソクラテス「はたして、おお親愛なるザムザス、君は毒虫になったと言うが、
それは毒虫になったのだろうか、それともある毒虫にだろうか」
ザムザス「と仰るのはどういう意味ですか」
ソクラテス「ほかのことと同じだよ。例えば円を、一方、ある形だとは言うけれども、
他方、形であるとは君は言わないだろうね。ほかにも形はいろいろあるのだから」
ザムザス「それでしたら私は、ある毒虫になったのだと申します。なぜならサソリ、
ムカデ、加えてよろずに賢きホメロスの詠ずるあのハチもまた毒虫なのですから」
ソクラテス「それでは君が変身したという、その毒虫とは何のかね。言ってくれたまえ」
ザムザス「それが、おおソクラテス。私は分らないのです。背中は鎧のように固く、
また腹は褐色で横筋のある毒虫なのですが」
ソクラテス「ヘラクレスに誓って、おおザムザス。君は何を謎がけているのだろうか。
その毒虫がどのようであるかを知っていながら、何であるかを知らないとは!
それとも君には可能だと思われるのかね。グレーテーが誰であるのか知らない人が、
グレーテーがどのような娘であるか知ることができるなどと」

477吾輩は名無しである :2001/07/16(月) 00:58
>>444
議員板にかいといたよ。

478五代友義「隷従愛玩夫人」 :2001/07/16(月) 22:47
ザムザ夫人が意識を取り戻すと、まだ体を縛られて畳に寝かされていたまま
で、義父が夫人の仰向けになった大きく膨らんだ腹をさすっていた。
「目が覚めたかね。だいぶ感じていたようだが」
「ああ、きついです。縄を解いてください」
「まだだめだ。これからもっとよくしてやるからな」
そう言って義父は夫人の固い甲殻に包まれ始めた背中に手を回して撫で回した。
「はあん、もういやです」
夫人は体をよじったが、縄はますます秘所に食い込んで、夫人はまた喘ぎ声を
上げた。
「う、ううん、苦しい。お義父さま、もう許してください。ああん」
「縄だけで感じているようだな。ここもほらこんなに」
義父は手を夫人の下腹部に手をまわした。固い節で分け目の入ったそこはしとど
に体液で濡れ、褐色にぬめっていた。
「わしがもっとよくなる体にしてやる。さあ、よく見るんだ」
夫人が目をあけると、義父の暉立したものが目に入った。
ああ、お義父さま、まだあんなにお元気だわ。

479田口ラソディ :2001/07/20(金) 21:00
ある朝、グレゴール・ザムザは不安な夢から目覚めた。ザムザはベッドの中で、
一匹のとてつもなく大きな毒虫に変わってしまっていたのだ。これは夢なのだろうか?
いや、これこそがザムザにとっての現実なのだ。現実って何だろう。
毒虫が垂れ流す粘液がムンムン匂う。蝙蝠穴の中みたいな
生臭い匂いだ。これが毒の匂いなのだ。その匂いを感じながら、私は
現実というものについて思いを巡らせていた。
ザムザは、固い甲殻の背中を下にして、仰向けになった。毒虫ってのは悲しい動物だなあと思う。
腹部は、褐色の、弓形の固い節で分け目を入れられている。なんて醜いんだろう。
でも、こういう毒虫は、実はもう、たくさんいるんだ。そこらじゅうにいるんだ。
それを認めなければ何も始まらない。それが今という時代なんだ。だからこそ、
ここに新しい何か別の毒がないと、私にはやりきれないんだよ。毒虫は存在する。
その事実は認める。
でも、それをただ描いただけじゃ、私がやりきれないんだよ。表現ってのは、
そこに新しい毒、つまりそれが救いではないにしろ、すべからく何か別の価値観とか、
視点とか、世界観とかがあるに違いない。
そういうものがない毒虫なら、ただ残酷でむなしいだけじゃ、私はやりきれないんだ。
つまり、毒虫はただのエスケープゴートではないってことだ。
こうした表現によって、毒虫を限りなく解毒することから、さまざまな描写が
可能になるということだ。そんな気がするから、ザムザは「毒」によって照射される
無数の自分にのみ執着し続けていた。その場所において確かに言葉は力をもち、
ザムザは呪術にはまってたように思う。だからこそいろいろな考え方が存在し、
さまざまな表現が可能なはずだ、ということだ。
だからザムザは、いっこうに毒虫としてのコメントが書けないのかもしれない。

480泉鏡花 :2001/07/20(金) 22:08
 先日から我が家に勤めるやうになった新しい女中が、張り切って床に余りワックス
をかけたので、転ばぬやうに注意してそろっと歩く羽目に為ったと云う、
其の床が、鏡の如く光を反射する。天井に茫ッとした光を映じて居たから
小生の目にその朝飛び込んできたのは此の紛い物で在ったに違いない。
 然うして目覚めたから如何も、此方も紛い物に見えて不断のやうでは無い。
腹と布団の間に突ッかえるものが在る。
 昨夜の蕎麦が馬鹿に固かったのを思い出して、夜中に体を捩ッた表紙に臍から
蕎麦が突き出たかと思うたが、何、別の事か。こいつは大きな虫の脚だ。
思わずキャッと飛びあがった拍子に引ッ剥がれる思っていたら、くっ付いて
くるこれが他人の虫ではなく、己の脚であった。

481内田百 :2001/07/20(金) 22:20
「其れにしては先生、馬鹿に虫じゃないですか」
「虫だというのに程度が在りますか。どのくらい虫だ、という
云い方は可笑しい。」
「可笑しいですか。」
 といいながら甘木くんは畳の縁をついばんで居る
「変だ。美味そうな饅頭だ、大きな饅頭だというのはあっても
とても饅頭な饅頭だ、というのは間違いだ」
 先生は畳の縁を見ていると頭の天辺がムズムズするような気が
してきたので足という足をじたばたさせたが如何にも収まらない。

「それでも先日まで人間であったものが今日は虫だという、その
変よりは大分まともだと思います」
「それは俺の都合だからしょうがない。然し日本語は厳然とした
公のルールが在る。其れを守れないような奴は其れこそ虫にでも
なって仕舞えば良い」
先生は段段言ってることが良くわからなくなり、頭の痒いのは
収まったが、今度は体が段段長くなる気がした。

482200X :2001/07/24(火) 12:20
FILE 0363: 現代人を襲う謎の毒虫病

(ナレーション)
1920年のある朝、プラハ在住のグレゴールさんは
腹部に違和感を覚えて目を覚ました。特に病気の心当たり
のないグレゴールさんは不思議に思い、腹部を見てみた。
すると何とそこにはまるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い
節で分け目をいれられた腹部が見えたのだ。
これは一体どういうことなのか!?

(東京大学医学部・加普家教授)
「これは、変身症候群、いわゆる毒虫病と呼ばれるものと
思われます。」

(SEと共に)

変身症候群
METAMORPHOSES SYNDROME


加普家教授によれば、人間は不条理レベルが
ある限界に達すると、変身症候群と呼ばれる
症状を引き起こし、場合によっては死に至ることも
あるという。

(佐野史郎)
「うーん、変身症候群か、、、」

483吾輩は名無しである :2001/07/29(日) 01:01
このスレッドも、1年間続いているのだなぁ…。

484吾輩は名無しである :2001/07/29(日) 01:10
オモロイぞ!age

485 :吾輩は名無しである :2001/08/05(日) 18:42
維持sage

486 :ご変身後のお言葉 :2001/08/09(木) 09:48
「ワタクシのカラダが・・ふたたび・・・
国民の皆様と等しき、ヒトのカラダに戻ることを、深く希望します・・・」

487 :吾輩は名無しである :2001/08/10(金) 20:42
誰か玉音放送でやってくれんか

488 :書けないのは先ちゃんのマネじゃない :2001/08/11(土) 02:38
ゴ:こんにちわ グレゴール・ ザムザです
テ:こんにちわ グレーテ・ ザムザです
ゴ&テ:わたしたちわ きょうだいです
ゴ:両親と四人で アパートに 住んでます
テ:通いの メイドがきます
ゴ:服地の セールスマン してます
テ:プー してます
ゴ:………
テ:………
ゴ:それだけ ならば まだ いいが
テ:それだけ ならば まだ いいが
テ:きょうは 始発の汽車で 出張なのに にいさんたら 部屋から出て こないんです
ゴ:寝坊しました
ゴ:………
テ:………
ゴ&テ:そッれッだッけッなッらッばッまッだッイ・イ・がッ
ゴ:夢見が 悪かったんです
テ:………
ゴ:で 目がさめたら 仰向けになっていて いつもなら 右を下に してるんですが
  おかしいなと おなかを見たら 茶色いテカテカした 虫の段々腹が 見えました
テ:でっかい毒虫に なっていたのよね
ゴ&テ:そッれッ
    だッけッ
    なッ
    らッ
    ば
    まッだッ
    イ・イがッ

489パスカル :2001/08/11(土) 06:09
ニンゲンハカンガエルムシダ

490吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 11:09
>>488
わらた。でももう完全に文学ネタじゃないW

491吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 16:18
>>488
すいません。それって元ネタはナニ? わっかりまっせ〜ん。

492吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 16:21
でも、元ネタ知らなくても、笑える。どうしてだろ(w

493吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 16:50
488は江口寿史だよね?

494吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 17:05
>>493
そうなんだ。漫画ね。しらん(w
サンクス

495チョウセンゴ :2001/08/13(月) 19:26
ザムザガ アッチメ イロナボニ ジャシニ 巨大ハン ボンレロ 変身デンゴスル
発見ヘッタ。「ヤー、アッチムブト チョンマル ジェースオムネ」ザムザヌン
クロッケ ジョンオルゴリミョンソ 不快ハン 気分ヌロ 寝台エソ イロナ、
ハルイリ オプシ TVルル キョッタ。ファミョネ カプチャギ イルボン コイズミ
スサン オルグリ ナワソ クガ シンサチャンベルル ハンダヌン ニュースガ
ナワッタ。「イ シーバル セッキガ!」クヌン ヨルル バドウミョンソ ジャギガ
ボンレガ デッタヌンゴスル クッテヌン ワンジョニ イッコイソッタ。

496爆笑問題 :2001/08/15(水) 00:50

               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               |ナンタァ゙? 目覚めたら虫になってたって、オマエ、
               |ダイのオトナが信じることか?
               \____________  ______
                                  V
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ                      / ̄ ̄ ̄ \
  /   ,――――-ミ                   /         |
 /  /  /   \ |                    ∨∨∨∨∨\ |
 |  /   ,(・) (・) |                    |ー  ー  ||
:  (6       つ  |                    |(・) (・)  6)
  |      ___  |                    | |    ||
  |      /__/ /                    |  ¨     /
/|         /\                    \/\  /\
                                  / ̄ ̄ ̄    \
     ∧
  / ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | それいっちゃ、太田さん、文学というものが・・・・・・。
  \__________________

497手紙魔まみ :2001/08/15(水) 02:51
不安な夢は思い出せないままだけど、ゆゆ、ゆゆ、まみの甲殻をあいして

目覚めたら虫になってただけなのって、兎に言い訳してる、まみなの。

498ゲン :2001/08/15(水) 03:24
ギギギ。ザムザあんちゃんが毒虫になってしもうた。
くやしいのうくやしいのう。

499吾輩は名無しである :2001/08/17(金) 20:11
鈴木ムネオでやってくれ。

500吾輩は名無しである :2001/08/18(土) 02:32
age,

: ホーム :